2月の読書メーター
読んだ本の数:27冊
読んだページ数:7516ページ
ナイス数:141ナイス
新・魔獣狩り〈2 孔雀編〉 (ノン・ノベル―サイコダイバー・シリーズ)ようやく物語は動き始め…いや、既に暴力の嵐ではあったんだけど、「サイコダイバー」と云うこの物語がようやくその方向に動き始め、恐怖へと奔り始める用意が整った── やっぱり鳳介が、その思考も含めて、いいなあ。可愛らしい顔をしてうっとりとサディスティックなことをする美空も相変わらずで、いい(笑)
読了日:02月29日 著者:
夢枕 獏
新・魔獣狩り〈1 鬼道編〉 (ノン・ノベル―サイコダイバー・シリーズ)あの組織やこの組織が入り乱れて争奪戦繰り広げてる上にもひとつ不気味なあの一族が噛んで来たもんだからもうなにがなんだか判んなく…すみませんサイコダイバーシリーズの前作までをあんまり覚えてない私が悪うございました…orz とりあえず鳳介さんと美空をメインでストーリィを追っかける事にします(苦笑) やっぱりサイコダイバーより闇狩り師と陰陽師の方が性に合ってるなあ、私。登場人物てんこ盛りであっちにもこっちにもイベントだらけ、っていうのよりも1本の糸をじっくり辿って行く方が好きかも…
読了日:02月28日 著者:
夢枕 獏
出雲の古代史 (NHKブックス 268)「神話」からではなく、地勢と風土記、そして考古学発掘の資料から「出雲」を掘り下げる、否、再“発掘”した、著者曰く「地域史に責任を持つ古代史像」。 本書を手に古代出雲の痕跡を求めて歩くもの面白そう、なのだが初版1976年なので既に本書にも歴史が…w
読了日:02月27日 著者:
門脇 禎二
アップルシード (4)ESWATの任務行動の詳細がきっちり描かれていて読み応えあり。デュナンの白兵戦も凄い。っていうかスドオ△!ファングのふたりはやっぱり可愛いなあw 双角もいい味で読んでて楽しい。物凄くシビアな世界なのにユーモアがぽろぽろこぼれててそれがリアル感を増してるんだと思うんだよね。しかしブリィ&デュナンはほんといいなあ…レンアイじゃないもんな、もう、この絆は。Kissシーンとか惚れ惚れする。 …で、『アップルシード』は一応ここまで、なんです か …orz もっと読みたいよ〜(すじりもじり)
読了日:02月27日 著者:
士郎 正宗
蒼獣鬼〈異神篇〉 (徳間文庫)一気読みしてしまった… 乱蔵の魅力爆発の蒼獣鬼後編。1冊分まるっとたった1日の出来事だという、とんでもない疾走感。前編で匂わせてあったアレもコレも全部ざらりとぶちまけられて、より一層のバイオレンスとグロテスクの嵐。このあまりにも凄惨な血腥い物語が、しかし、最後には人の心の強さで締め括られる。やはり“彼”はその器にふさわしい男であったのだ。人を救うのは力ではない心なのだというこの結末が陳腐であろうがなかろうが、私は好きで堪らない。とりあえず沙門グッジョブ!w 真人くんの後日譚が切実に読みたい…
読了日:02月26日 著者:
夢枕 獏
蒼獣鬼〈妄霊篇〉 (徳間文庫)九十九乱蔵シリーズではお気に入りのキャラ鳴神真人くんと、その周囲のオモロい奴らのお話(笑)人外魔境www まあ乱蔵さんシリーズは妖や怪の引き起こすお話で元々人外な話なんだけど。短編集では日常に紛れ込んだ怪異、のお話だけれど、本作は登場"人物"がもう人間の域を超えてる奴らばかりで、妖怪大戦のレベルwww いや楽しい。とんでもなくエグい暴力シーンのオンパレードだけど、ぐいぐい読んでしまう。「妄霊篇」でようやく役者が出そろい、さて、後半の「異神篇」へ──
読了日:02月26日 著者:
夢枕 獏
闇狩り師〈3〉 (徳間デュアル文庫)帯の煽り「肉体派陰陽師」がなんかウケたw デュアル文庫版で初めて収録された「媼」は今までの話の幾つかのパーツを繋ぎ合わせたような印象、乱蔵の乱蔵らしさが薄くて、沙門風に表現すれば、ちょっと喰い足りない感が。「餓鬼魂」は悪夢のような話なのに童話のような触感。「陰陽師」のミニ侍たちがなんだか愛しい。
読了日:02月26日 著者:
夢枕 獏
闇狩り師〈2〉 (徳間デュアル文庫)「[金票]師」はアクション主体、ムエタイ使いの性格が苦手だったので入れ込めず、でもガチムチ系のネタが笑えた。つーかほんとにネタか?と疑いたくなることあるんだよな乱蔵さんてばw 「白猿伝」の楊二くんのその後が知りたい。いい漢に育って欲しい。「馬黄精」は漫画も読んだんだったっけか。懐かしい。玄角さんもいいけどやっぱり真壁先生やね♪「ほどろ」、ミステリで云うところの倒叙部分がやたらに怖い。ホラーの怖さとある種コメディ的要素さえ含む故に一層凄みの増したスプラッタの惨劇、なのに何故か鬼は哀しい存在なんだよなぁ
読了日:02月26日 著者:
夢枕 獏
闇狩り師〈1〉 (徳間デュアル文庫)本の世界の最愛の人のひとり九十九乱蔵のシリーズが寺田克也のイラストで!と聞けば入手するしかない。ということで徳間デュアル文庫版。エロでグロでナンセンスならぬバイオレンスな短編シリーズなんだが嫌らしさが無いのは乱蔵のキャラクターゆえだろう。いや本当に乱蔵は良い漢である。「くだぎつね」の顛末は自らも自然を愛する夢枕獏さんらしい。「蘭陵王」は舞台設定は現代ながら陰陽師シリーズにも通ずるテイスト。
読了日:02月25日 著者:
夢枕 獏
アップルシード 3戦闘(作戦行動)がどんどんシビアになって行く… しかしデュナン、あれで「かつての戦闘マシーンはどこにいった」って、どんだけだったんだよw ブリアレオスとデュナンのアイコンタクトがいいんだよなあ〜 ファング登場、ブリアレオスの次にお気に入りv
読了日:02月23日 著者:
士郎 正宗
運のいい猫 わるい猫―世界の国々で出会った、こんなネコのこと猫に逢うために世界を旅する。そんな羨まし過ぎる旅エッセイ。様々な国で出会った猫の姿を通してうっすらとお国事情まで垣間見えてしまう。しかし猫はどこに居ても猫、って感じだよなあ。有名なギリシャの猫島、行ってみたいなあ。瀬戸内海にも猫の島があるんだよね。近場から攻めてみるか…
読了日:02月23日 著者:
新美 敬子
猫語の教科書猫による「人間の飼い方」マニュアル。著猫はアメリカ猫らしいので、そのまま日本に適用出来るかどうか、という懸念はありますが、実に素晴らしいマニュアルです。微に入り細を穿つその観察眼は流石は猫!と唸らずにはいられない。但し、嫌猫家には決して見せてはいけない内容になっています、もし彼らがこのマニュアルの存在を知ってしまったら「これだから猫って奴は油断がならない悪魔のような生き物なんだ!」とヒステリックに叫び始めるでしょう。(以上、「猫」を「女性」に「人間」を「男」に変換しても可な内容です(笑))
読了日:02月22日 著者:
ポール・ギャリコ,灰島 かり,Paul Gallico
二毛猫アーヴィングの失踪 (文春文庫)キャットフードのCMスター、猫のアーヴィングが誘拐された。宣伝部長マクルーダーは必死にその行方を捜すが─表題作はウィットに富んだミステリ仕立ての都会のお伽噺。タイトルには「大人と子供のための“尾と毛”ばなし」とありますがむしろ大人のためのお話。もう1編の『ボロの冒険』は毛皮のコートにされる運命から逃げ出した彪の冒険。こちらは動物の世界から見た人間社会をこれまた諷刺を込めて。コミカルで読み易いけど諷刺の部分はかなり辛口だなあ、と思ったらその筈、作者は歴代大統領をこき下ろした有名なコラムニストだそうです。
読了日:02月22日 著者:
アート バックウォルド
空飛び猫 (講談社文庫)『アースシー(ゲド戦記)』のアーシュラ・K・ル=グウィンの作品。ですが非常に可愛らしい、そして、「翼を持つ猫」というファンタジックな設定ではあるものの実にオーソドックスな「子猫の冒険と成長」を綴った小品です。平易な表現ながらも深い奥行きを感じさせる文章と、S.D.シンドラーのリアルさを損なわない挿絵がベストマッチ。原書で読んでみたいなあ。
読了日:02月22日 著者:
アーシュラ・K. ル・グウィン
蔵書まるごと消失事件 (移動図書館貸出記録1) (創元推理文庫)全然コージーじゃないwww これなんて分類すればw アンカンファタブル・ミステリ?いやーもうどんだけ居心地悪いんだwww もちろん英国式のブラックユーモアな訳だけどもう読んでる途中で何度投げ出したくなった事かw 劣悪な状況の中で行動を起こす度に全てが自分の頸を絞めるというとんでもなくおバカな主人公と周囲の対応に、そうだなあ──最初の3分の1は、もう読むの止めたい─次の3分の1は、読み終えないと気分が悪いからとりあえず読む─最後の3分の1は…─気になる人は読んでみてください、読後感は保証出来ませんがw
読了日:02月21日 著者:
イアン・サンソム
華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)圧倒的じゃないか…orz 久々に泣きながら読みました。斬新なくせにどこか懐かしい世界設定。それでいて作中で語られる様々な「人間社会の問題点」が恐ろしいほど今現在我々が置かれている状況にリンクしていく。何度も背筋が寒くなる思いを味わいました。どうしようもなく絶望的なストーリィの中で、ツキソメとユズリハ、青澄とマキの関係は、心が痛いほどに羨ましかった。ふと、人類の滅亡と云う壮大な背景の青澄とマキのラブストーリィなんじゃなかろうか、と思ったり、も、した… 『アップルシード』以来です、これほど引き込まれたのは。
読了日:02月19日 著者:
上田 早夕里
シャム双生児の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 3-17)山火事に囲まれた山頂の1軒家という状況的密室の中で起こる殺人、死者の手に残された引き裂かれたトランプは何を示すのか──状況密室+ダイイングメッセージという道具立てに加えて、冒頭の怪奇趣味的趣向と燃え盛る山火事の叙情的記述、紆余曲折する父子2人きりの捜査を追い立てるように逼塞して来る危機的状況、と、サスペンスドラマのような盛りだくさんな彩りが添えられて、エラリィらしくないと云うかエラリィらしいと云うか(どっちなんだ)とりあえずパパ・クイーンかっこいいv (そこなのか)
読了日:02月19日 著者:
エラリイ・クイーン
あつあつ卵の不吉な火曜日 (卵料理のカフェ 1) (ランダムハウス講談社文庫)コージーミステリにしては景気よく血腥い事件が頻発しアクションまであったりするんだが、主人公は中年女性。夫と死別したばかりのスザンヌとその親友トニ(離婚調停中)、ペトラ(夫はアルツハイマーで療養所)の3人は国道沿いの片田舎でカフェを経営──3人の女性とその経営する店、それに対する街の人の距離感と、生活臭がそれほど無いにも関わらず登場人物の存在感が妙にリアルで、何故か納得してしまう。主人公の年齢が高めなのもポイントかも。とりあえず美味いもの食べてると人間元気出るんだよな!って纏めでいいんじゃないかな。
読了日:02月17日 著者:
ローラ チャイルズ
ジーヴズの事件簿―才智縦横の巻 (文春文庫)なにこれ面白いwww 事件簿、とタイトルにあるので『黒後家蜘蛛の会』のような本格推理ものかと思ったんですがすっかり当てが外れました、しかしこれは良い方に(笑)スラップスティック系のコメディってあんまり食指が動かなかったんですが、流石モンティパイソンを産んだ国、ブラックな笑い、否、嗤いのセンスが非常に私好みでした。殊にラストの1話は最高(笑) 一瞬、これ作者は日本の腐女子か?と疑いかけましたが紛れも無く英国男子、しかもストレートの方でしたw やっぱり流石だ英国、いろんな意味でwww
読了日:02月16日 著者:
P.G. ウッドハウス
アップルシード〈2〉 (1985年) (Comic borne)ブリアレオスは理想の男性だよな。そしてデュナンのように生きる事が出来たら、と思う。感情と云う人間特有の生理反応を根拠に行動するデュナンの迷いと、吹っ切れた瞬間の的確で迅速かつ断固たる行動力がいい。
読了日:02月13日 著者:
士郎 正宗
アップルシード〈1〉 (1985年) (Comic borne)読メ登録の為再読。いやーやっぱりブリアレオス&デュナンは最高!冒頭のおままごとチックなデュナンとかカワイイしw 『攻殻機動隊』の方がやや有名ですが私は『アップルシード』と『ブラックマジックM-66』が好き…
読了日:02月13日 著者:
士郎 正宗
最長片道切符の旅 (新潮文庫)昭和50年代。鉄道旅行はもしかするとこの時代が最も「楽しい」時期だったのかもしれない。かつての名特急が次々廃止され情緒あるローカル線が廃線になっていく昨今、鉄道ファンにとっては辛い時代か。旅に前知識は不要、新しい発見こそ旅の楽しみ、という向きもあろうが、知識がどれほど旅を豊かにするかを、日本の自然と暮らしを北から南まで舐めるようにしかしさらりと描き出してみせる筆者の上品でありながらも奔放な筆が教えてくれる。こういう人と旅するの、楽しいだろうなあ(笑)
読了日:02月13日 著者:
宮脇 俊三
サスピション (講談社コミックスグランドコレクション―手塚治虫短編集)中島梓が解説する手塚治虫という奇跡のようなクリエーターの持つ本質が正鵠を射ている。彼の中には、神と悪魔が等しく存在したのだ。ありとあらゆる矛盾を全てそのままに飲み込み咀嚼し作品と云う形で再生する。その意味で正に手塚治虫は「創造主」であったのだ。人と云う存在が普く内包する狂気の恐ろしさに震え、デウスエクスマキナ的なエンディングの奇跡に涙する。ところが不思議な事に恐怖を描いた恐怖漫画はグロテスクではあってもちっとも怖くない。おそらく既に創造主は恐怖を消化して人の悲しみに置き換えてしまったんだろう。
読了日:02月09日 著者:
手塚 治虫
手塚治虫恐怖短編集(2)悪魔の迷宮編 (講談社漫画文庫)『恐怖短編集(1)妄想の恐怖編』よりも、犯罪物語傾向の強い作品集、こちらは恐怖と云うよりサスペンス、推理ものという感じ。冒頭2作品はドイツが舞台、その生活感や細部の"ドイツらしさ"が物語に迫真性を添えている。ところで手塚治虫の描く性というのは異様に生々しいんだが、そのエロティックさ、というのは、むしろジェンダーのあやふやさにあるのではなかろうか…
読了日:02月09日 著者:
手塚 治虫
手塚治虫恐怖短編集(1)妄想の恐怖編 (講談社漫画文庫)手塚漫画の恐ろしさと云うのは、どれ程突拍子もない設定であろうが、どれほどコミカルな絵であろうが、圧倒的なリアル感を持って迫ってくるところにあるのではなかろうか…溢れ出しそうな人間としての生々しさを秘めていながら、描かれるのはディフォルメされた「漫画」である、という、そのアンビバレンツが一層の恐怖感を煽るような気がする。
読了日:02月09日 著者:
手塚 治虫
無面目・太公望伝 (潮漫画文庫)人と自然、自然と人、入れ子細工のような相互関係をそれぞれの視点から描いた二通りの物語。混沌のお話は大幅に脚色されていて面白い。太公望の若き日の紆余曲折する思考(正に試行錯誤)は只の人ならばそれに押し流されてしまうのだろうなぁ。やはり龍を釣るほどの心の持ち主、ということか。
読了日:02月01日 著者:
諸星 大二郎
森に還る日―Michio’s Northern Dreams〈4〉 (PHP文庫)京都は思いの外に自然が多い。貴船や八瀬、大原の寺社仏閣を巡って散策すれば、優しくも気高い日本の自然に触れる事が出来る。とある夏を過ごしたロッキーの山懐の自然は、それとはまた違った巨大な自然だった。人と云う存在がどれ程に儚いものであるか、思い知らされるような自然だった。山は人の事等知らず聳えている。アラスカの自然はきっとそれよりもまだ深い、のだろう。人は時折、圧倒的な自然の中に立つべきだと思う。己の無力さと、自然の強大さを何度でも思い知る為に。
読了日:02月01日 著者:
星野 道夫2012年2月の読書メーターまとめ詳細読書メーター手塚治虫忌で手元にあった3冊を読んでみた。
今月は懐かしいシリーズの再読多し。
新しいものでは、『華竜の宮』を読めてよかった。友人からの勧めだが、勧めてもらわなかったら自分では手に取ってなかったと思う。久々に震えるような読書だった。
…今月はSFを読もうと思っていたのに、思ったほど読めてないなあ(苦笑)